「これからWiMAXを契約するならWX05にするべき?」
「WX05とW05の違いはどんな点があるの?」
WiMAXの最新ルーターとして発売されたばかりのWX05が、どんなスペックを持っているのか気になっている方も多いでしょう。
しかし、結論からいうとWX05は急いで購入するべきルーターではなく、これからWiMAXを契約する方もW05で充分と断言します。
WiMAXでは、機種間の違いは少なく基本的には最新機種が優れているのは事実ですが、WX05で契約するには看過できないデメリットがありますよ。
今回は、WX05とW05を多角度から比較して、どちらのルーターが優れているのかを分析します。
このページを最後まで読んでいただければ、自分が契約するべきルーターがどちらなのかを知ることができますよ!
目次
新発売のWiMAXルーター「WX05」の特徴とは?
2018年11月8日に新発売されたばかりの、WiMAX待望の最新機種となるWX05。
WiMAXの新機能としてWX05に付加されているのが、次の3つの機能です。
- WiMAXハイパワー
- ビームフォーミング対応
- Wi-Fiビジュアルステータス
ここでは、WiMAXの最新端末WX05の特徴となる、3つの機能を詳しく解説します。
WiMAXハイパワーで通信速度が20%改善!
WiMAXハイパワーは、WX05の目玉のひとつとして搭載されている機能のひとつです。
WiMAXハイパワーは、旧WiMAX回線の「WX01」「WX02」にも搭載されていた機能で、電波が弱いエリアでも通信速度を約20%改善することができる機能です。
旧WiMAX回線でのWiMAXハイパワーは、電波法改正以前のWiMAX回線よりもWiMAX端末からの電波を出力が高くすることで、回線速度の向上を図っていました。
現行のWiMAX2+は電波法が改正されてからの回線ですので、原則としてWiMAXハイパワーという概念は無くなりました。
しかし、WX05では、現行のWiMAX2+の回線でも通常よりも電波の出力を高くすることで、20%の回線速度の改善が見込める唯一のルーターです。
- ビルや壁の隙間
- 地下街や地下鉄など
- 郊外のWiMAXエリアギリギリの地点
など、WiMAXの回線が届きにくいエリアでも、WiMAXルーター側からの電波の出力をアップさせることで、回線速度を向上させることができます。
LTEオプションを使うほどではないけど、いつもより回線速度が遅いところがあるという方の場合、WiMAXハイパワーを利用することで快適にインターネットを利用できるケースがあります。
ビームフォーミング対応でWi-Fi実効速度が30%改善!
WX05のクレードルは、Wi-Fiの実行速度を最大30%向上させることができる、Wウィングアンテナ搭載クレードルとなっています。
WiMAXルーターは持ち運ぶことを前提とした端末ですが、WiMAXルーターを自宅のインターネットにも併用している方も多いのではないでしょうか。
WX05のクレードルは、Wウィングアンテナで360度均等にWi-Fi電波を放射してくれますので、自宅での据え置き利用の際にも快適にインターネット回線を利用することができます。
さらに、WX05では「ビームフォーミング」に対応しており、対応子機に集中的に電波を送信することも可能です。
Wウィングアンテナ・ビームフォーミングのダブルの機能で、家庭での据え置き利用を前提とした場合でも通信速度を向上させることができますね!
Wi-Fiビジュアルステータスで空いたチャンネルを選択可能
WX05では液晶画面で「Wi-Fiビジュアルステータス」を確認することが可能となっており、空いているWiMAXチャンネルを直感的に選択することが可能です。
通常、WiMAXを利用する際に「チャンネル」を気にしたことがある方は少ないかも知れませんが、WiMAXには1〜13までのチャンネルが設定されています。
WiMAXの電波が良好なエリアでも、同じチャンネルを利用している方が多く、回線が混雑しているとその分WiMAXの回線速度は遅くなってしまいます。
WX05のWi-Fiビジュアルステータスでは、棒グラフで視覚的に空いているチャンネルを選択することができますので、より快適にWiMAXを利用することが可能です。
- 集合住宅にお住まいの方
- オフィスでWiMAXを利用している方
- 混雑した電車でWiMAXを利用する方
で、WiMAXの電波は充分なのに回線速度が遅くなったと感じる方は、チャンネルを変更することで快適にWiMAXを利用できるケースがありますよ!
WX05とW05のどちらを選ぶべきか?基本スペックを徹底比較
ここでは、WX05とW05のどちらのルーターを選択するべきか、基本スペックから比較します。
WX05 | W05 | |
---|---|---|
発売時期 | 2018年11月 | 2018年1月 |
メーカー | NECプラットフォームズ | HUAWEI |
下り最大通信速度 | 440Mbps | 558Mbps(LTE利用時758Mbps) |
上り最大通信速度 | 30Mbps(LTE使用時75Mbps) | 30Mbps(LTE利用時112.5Mbps) |
連続通信時間 | 最大840分 | 最大630分 |
バッテリー容量 | 3,200mAh | 2,750mAh |
WiMAXハイパワー | 〇 | – |
スマホは機種によって機能の違いが多く見られますが、WiMAXでは違いは少なく、より新しい端末が優れていると言って問題ありません。
ただし、WX05とW05を比較すると、例外的にW05の方が優れている部分もあるのが事実です。
ここからは、WX05とW05を細かい部分で比較して、どちらの端末を選ぶべきかを解説します!
回線速度はW05の方が早い
W05の方が回線速度が速い点が、WX05ではなくW05でも充分と断言する最大の裏付けです。
WiMAXの回線速度は「ベストエフォート型」で表示されており、表示されている回線速度は理論上の最大値となっています。
ただし、実際に両者の端末の回線速度を実測値で比較したデータでも、
- W05:70〜85Mbps
- WX05:62〜74Mbps
と、W05の方が高速でインターネットを利用することができた、という報告があります。
WiMAXルーターを比較する際に、もっとも重要な判断基準となるのが、インターネットを快適に利用できる回線速度は充分か?という点です。
最大の比較基準で上回っているW05がWX05よりも優れた端末であると考えるのは、自然なことでしょう!
WiMAXの回線速度については、こちらでも詳しく解説しています。
WiMAXハイパワーはWiMAXの電波がしっかり入る場所では効果が無い
W05の方が回線速度が速くても、WX05はWiMAXハイパワーで回線速度が20%向上するのでは?と疑問に思ってしまいますよね。
ただし、WiMAXハイパワーは、WiMAXの電波が届きにくいエリアでルーターの電波の出力をアップさせて、少しでもWiMAXの電波を届きやすくする機能です。
ルーターからの電波が充分に届くWiMAXの電波が充分に届いているエリアでは、WiMAXハイパワーを利用しても回線速度が向上することはありません。
バッテリー持ちはWX05の方が有利
WX05の方が優れている点として、バッテリー持ちはWX05の方が優秀です。
最長の稼働時間だけではなく、
WX05 | W05 | |
---|---|---|
ハイパフォーマンスモード | 約486分 | 約390分 |
ノーマル | 約690分 | 約540分 |
バッテリーセーフモード | 約840分 | 約630分 |
と、すべてのモードでWX05の方がバッテリーの稼働時間は優れています。
最長で14時間連続稼働が可能となっていますので、仕事や学校での外出中に充電できる環境にいない方には嬉しいですね。
また、WX05はバッテリー交換が可能となっており、2年〜3年の長期間端末を利用して、バッテリーが劣化した場合にバッテリーを交換できる利点があります。
W05は構造上バッテリーの交換が不可となっていますので、バッテリーが劣化した場合には新しい端末への乗り換えを視野に入れる必要があります。
交換用のバッテリーはUQ WiMAXの公式ページで購入することができますので、機種変更の必要なくバッテリーを新しくできるのは嬉しいですね!
新発売のWX05は基本的に3年契約用機種
WX05の最大のデメリットとなっているのが、基本的には3年契約用の機種であり、ほとんどのプロバイダでは2年契約で利用することはできません。
各プロバイダのWX05の利用可能状況は次のとおりです。
2年契約 | 3年契約 | |
---|---|---|
GMOとくとくBB WiMAX | – | 〇 |
UQ WiMAX | 〇 | 〇 |
Broad WiMAX | – | 〇 |
BIGLOBE WiMAX | – | 〇 |
So-net WiMAX | – | 〇 |
DTI | – | 〇 |
@nifty WiMAX | 〇 | 〇 |
2年契約でWX05を契約できるプロバイダは少なくなってしまっています。
ですので、最新端末のWX05にこだわるよりも、W05で幅広いプロバイダから選択した方が、結果としてお得にWiMAXを契約できるケースが多いですね!
バッテリー持ちで選ぶならWX05がおすすめ
バッテリー持ちにこだわって利用するなら、よりバッテリー容量の大きいWX05がおすすめです。
WX05では、バッテリーセーフモードで最長14時間稼働することができますので、1日持ち歩いてもバッテリー切れになってしまうリスクは少ないでしょう。
バッテリーが劣化した場合にも、自分でバッテリーを簡単に購入・交換することができますので、バッテリーの劣化を理由に機種変更をする必要はありません。
また、大画面の液晶でのビジュアルステータスなど、見た目のデザインでもWX05が好き!という方は多いのではないでしょうか。
回線速度の速さで選ぶならW05がおすすめ
回線速度の速さで選ぶなら、W05でも充分と結論づけていいでしょう。
上り・下りの最大速度ともにWX05よりも優れていますので、W05の方がより快適にインターネット接続をすることが可能です。
WiMAXでは、機種間の機能や使い勝手の違いは少なくなっていますので、回線速度の速さは何よりも重視すべき機能の違いと言っていいのではないでしょうか。
また、W05はプロバイダの選択肢の幅も広くなっていますので、自分に合ったプロバイダを選択しやすいというのも大きなメリットです。
WX05は2年契約では選択肢が少ない!2年契約でW05がベスト?
WX05の最大のデメリットが、2年契約でWX05を契約できるプロバイダがほとんどないという点です。
WX05を2年契約で利用できるのはUQ WiMAX、@nifty WiMAXの2社のみとなっています。
WiMAXの本家であるUQ WiMAXは、WiMAXプロバイダと比べて月額料金が高くなりますので、毎月のコストが高くなってしまいます。
また、@nifty WiMAXでの契約でも、WX05はキャッシュバックの対象外になるのでお得感は薄くなりますね。
これからWiMAXを契約する方には2年契約でW05がベストな選択と言えるのではないでしょうか。
WiMAXの2年契約と3年契約のどちらがお得かについては、こちらでも詳しく解説しています。
WX05を契約するなら3年契約で高額キャッシュバック!
WX05を契約するなら、3年契約で業界最大級の高額キャッシュバックがうけられる、GMOとくとくBB WiMAXが一択でおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXでは、最新端末のWX05でも最大42,000円がキャッシュバックされる入会キャンペーンを開催しています。
本体のみの契約 | 42,000円キャッシュバック |
---|---|
クレードルセットでの契約 | 38,500円キャッシュバック |
と、クレードルセットの場合は3,500円キャッシュバックが少なくなってしまいますが、Wウィングアンテナを搭載したクレードルは自宅での利用におすすめです!
GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバックは、契約から11か月目に届くメールで手続きをするだけで簡単に特典をゲットすることができます。
メールを管理しておくだけで、40,000円前後のキャッシュバック特典で最新の端末を利用できますので、WX05をお得に使いたい方には最適なプロバイダとなりますよ。
WiMAXのキャッシュバックでの取りこぼしを防ぐ方法は、こちらでも詳しく解説しています。
WX05は3年契約のLTEオプション利用時も安心
3年契約での利用の場合は、通常税別1,005円のLTEオプション料が無料になる特典があります。
LTEオプションで月間7GB以上利用してしまうと、ギガ放題契約時にも月内のすべての通信が128kbpsに制限されてしまうリスクがあります。
WX05では、「通信量カウンタ」連動での自動モード切替の機能がありますので、7GBの制限が近くなると自動的にLTEオプションがオフになるので、安心して利用することが可能です。
そうした意味でも、3年契約ではWX05を利用した方がいいと言えますね。
2年契約で安心して高速回線のW05が使えるプロバイダ
これからWiMAXを契約する方は、最新端末にこだわらずに、W05を2年契約で安心して利用するのがおすすめです。
WiMAXは2年契約で2年ごとにプロバイダを乗り換えて利用した方が、ロングスパンで考えるとお得に利用することが可能となっています。
ここでは、2年契約でW05を選択可能な、おすすめのWiMAXプロバイダをご紹介します。
GMOとくとくBB WiMAX
ライトプラン | ギガ放題プラン | |
---|---|---|
利用開始月 | 税別3,609円の日割り | 税別3,609円の日割り |
1か月目〜2か月目 | 税別3,609円 | 税別3,609円 |
3か月目〜24か月目 | 税別3,609円 | 税別4,263円 |
キャッシュバック | 34,050円(W05) | 34,050円(W05) |
24か月の実質合算料金 | 税別52,566円 | 税別66,954円 |
- W05でも30,000円オーバーのキャッシュバック
- 最短当日発送ですぐにWiMAXを使える
- 20日以内の返品で解約違約金0円でのキャンセルが可能
WX05の3年契約だけではなく、W05を2年契約で利用する場合にもおすすめのプロバイダが「GMOとくとくBB WiMAX」です。
GMOとくとくBB WiMAXでは、W05の2年契約でも30,000円オーバーの高額キャッシュバックが可能となっており、キャッシュバックを含めた実質料金は全プロバイダで最安です。
また、
- 平日15:30まで
- 土・日・祝14:00まで
の申し込みで最短即日発送が可能となっていますので、最短で申込翌日からWiMAXを使い始めることが可能となっています。
引っ越しや新生活ですぐにインターネット回線を利用したい場合にも、最短即日発送で使えるGMOとくとくBB WiMAXはおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXでは、WiMAXのエリア判定が〇だった方が、実際に利用して回線速度に不満があった場合、20日以内の返品で解約違約金0円でのキャンセルが可能です。
1度申し込みをしても、条件を満たしていれば無償キャンセルが可能となっていますので、安心して申し込みをすることができますね!
WiMAXの即日発送については、こちらでも詳しく解説しています。
カシモWiMAX
ライトプラン | ギガ放題プラン | |
---|---|---|
利用開始月 | 税別1,380円 | 税別1,380円 |
1か月目〜2か月目 | 税別1,380円 | 税別1,380円 |
3か月目〜24か月目 | 税別2,980円 | 税別3,580円 |
キャッシュバック | – | – |
24か月の実質合算料金 | 税別69,920円 | 税別83,720円 |
- キャッシュバックなしでも安いので取りこぼしの心配なし
- W05も端末代金・送料無料
- 契約時の強制加入のオプションはなし
面倒なキャッシュバックの条件達成なしで、とにかく月額料金の安いWiMAXプロバイダが「カシモWiMAX」です。
WiMAXの高額なキャッシュバックキャンペーンでは、案内メールの見逃しによるキャッシュバックの取りこぼしも少なくありません。
カシモWiMAXでは、キャッシュバック関係なしにWiMAX最安級の月額料金で利用できますので、取りこぼしの心配なしにお得にWiMAXを利用することができます。
また、WiMAXではキャンペーン適用のためにオプションに加入する必要があるケースがありますが、カシモWiMAXでは契約時の強制加入のオプションはありません。
初期費用は、契約事務手数料の税別3,000円のみとなっていますので、初期費用をかけずにWiMAXを利用したい方にもおすすめです。
UQ WiMAX
ライトプラン | ギガ放題プラン | |
---|---|---|
利用開始月 | 税別3,696円の日割り | 税別3,696円の日割り |
1か月目〜2か月目 | 税別3,696円 | 税別3,696円 |
3か月目〜24か月目 | 税別3,696円 | 税別4,380円 |
キャッシュバック | – | – |
24か月の合算料金 | 税別88,704円 | 税別103,752円 |
- 2年契約でWX05もW05も選択可能
- WiMAX公式の圧倒的な安心感
- 最短即日発送が可能
UQ WiMAXは、WiMAXの本家本元の会社です。
WiMAXのプロバイダの中には設立1〜2年で契約後のサポートが不十分とも言えるプロバイダもありますので、公式のUQ WiMAXなら安心して利用できますね。
UQ WiMAXは、ほかのプロバイダに比べて月額料金は割高になっているものの、最新端末のWX05もW05も2年契約で利用することが可能です。
最短即日発送も可能となっており、公式ならではの充実したサポートを受けたい方にもおすすめできますよ!
回線速度で選ぶならW05が最速!安心の2年契約で利用しよう
最新端末のWX05とW05を比較すると、回線速度ではW05はまだまだ最速であることがわかりました!
- 上り・下りともに回線速度ではW05が有利
- バッテリー容量・交換の手間はWX05が優秀
- 2年契約が可能なW05がおすすめ
上り・下りの回線速度ともにW05の方が優れており、インターネットを快適に楽しむならW05の方が優秀です。
バッテリー容量はWX05の方が優秀ですが、そもそも充電ができない環境で14時間通しでWiMAXルーターを利用するシーン、というのは多くはないでしょう。
これからWiMAXを契約する際には、2年契約が可能なW05を選択するのがおすすめです。
ただし、WiMAXの3年契約にまったくメリットが無いわけではありません。
3年契約のメリットを知りたい方はこちらも合わせてどうぞ!