「WiMAXとポケットWi-Fiってどっちが速いの?」
「速いWiMAXの選び方を教えて!」
「動画とかゲームにはどの程度の通信速度が必要?」
WiMAXとポケットWi-Fiのどちらにしようか悩んでいる方にとって、どっちの通信速度が速いのか?というのは気になりますよね。
しかし、通信速度が速い方がいいのはなんとなくイメージできていても、利用するサービスでどの程度の通信速度が必要なのかがわからないという方も多いでしょう。
モバイルWi-Fiルーターの通信速度は「最速〇〇Mbps」といった表示となっており、実際にどのルーターが速いのかはわかりにくい部分があります。
今回は、WiMAXを選ぶ際には通信速度にこだわりたい!という方のために、早いWiMAXの選び方を解説します。
目次
WiMAXとポケットWi-fiどっちが速い?通信速度で比較!
WiMAXとポケットWi-Fiを比較する際に、ユーザーにとっての大きな判断基準のひとつとなるのが通信速度の違いです。
結論からいうと、WiMAX2+が最速のモバイルWi-Fiルーターであると考えていいでしょう。
モバイルWi-Fiルーターの通信速度は端末の性能に影響される部分がありますが、各サービスには規格上の最高通信速度が設定されています。
代表的なモバイルWi-Fiルーターである、
- WiMAX2+
- ポケットWi-Fi
- ドコモWi-Fi
の、下りの最高通信速度を比較します。
WiMAX2+ | 708Mbps |
---|---|
ポケットWi-Fi | 612Mbps |
ドコモWi-Fi | 682Mbps |
と、WiMAX2+が規格上の最高通信速度では最速となっています。
規格上の最高通信速度は最適な環境下での理論値ですが、各サービスで設定されている規格の速度が最大値となってきます。
通信速度で比較してモバイルWi-Fiルーターを選択するのであれば、WiMAX2+を一択で選択して間違いないのですね!
WiMAXとWiMAX2+の違い
WiMAXとポケットWi-Fiの通信速度を比較したかったのに、WiMAX2+ってなに?と思ってしまった方もいるかも知れません。
WiMAX2+は、次世代のWiMAXとして2013年から始まったサービスで、既存のWiMAXに比べてより高速化したサービスとなっています。
既存のWiMAXがWiMAX2+に切り替わっている形ですので、現在、WiMAXを契約する方はWiMAX2+を契約する形になります。
ですので、2013年以降の最新の情報で「WiMAX」について触れている場合は、基本的にはWiMAX2+について解説していると考えていいでしょう。
※当サイトでも、原則としてWiMAX2+を含めてWiMAXと表記しています。
上り・下りの速度・最速〇〇Mbpsとは?
通信速度でモバイルWi-Fiルーターを選択するならWiMAXが有利ですが、WiMAXを選択する際にも端末などによって通信速度が変わります。
WiMAXの通信速度は、
- 下り速度
- 上り速度
で表記されますが、ネットサーフィンや動画の閲覧で重要になってくるのは「下り速度」です。
下り速度とは、インターネット上からデータをダウンロードする際の速度となっており、下り速度が早ければ早いほど快適にネットを利用することができます。
逆に、上り速度が足りていないと、動画がカクカクしてしまったり、いつでまでも動画の読み込みが終わらなかったりとイライラしてしまいますよね。
各WiMAXでの下り速度の表示は、「最速〇〇Mbps」とベストエフォート型で表示されています。
ベストエフォート型は最適な環境下での速度ですので、最適な環境下での実測ではエリアや時間帯によって最速よりも開きがでるケースもあるのですね。
ネット・動画・ゲームでWiMAXは快適?必要な通信速度
ネット環境としてWiMAXを検討している方には、動画やネットゲームなどを快適に楽しむことができるのか?と心配な方もいるでしょう。
WiMAXを選択するメリットとしては、
- 面倒な設定不要でインターネットを利用可能
- 持ち歩き可能で外出先でもネット環境を利用できる
と、スマホやタブレット端末・モバイルノートパソコンなどでネットを利用する方に大きなメリットがあります。
取り回しの良さの半面、自宅でガッツリ動画やネットゲームを楽しむには、通信速度が足りないのではないかと不安な方もいるかも知れませんね。
ここでは、代表的な動画サービスで推奨される通信速度の目安をご紹介します。
YouTube | 1.0Mbps 〜 5.0Mbps |
---|---|
Hulu | 3.0Mbps 〜 5.0Mbps |
U-NEXT | 2.0Mbps 〜 |
Netflix | 0.5Mbps 〜 25Mbps |
TSUTAYA TV | 3.0Mbps 〜 |
dTV | 2.0Mbps 〜 4Mbps |
各動画サービスでは、およそ5Mbps程度の速度があれば、動画がカクカクすることもなく快適に利用することができます。
WiMAXの実測値はエリアによっても異なりますが、
- 都内では50Mbps〜200Mbps弱
- 名古屋・大阪でも30Mbps〜100Mbps弱
など、屋外でも動画を快適に鑑賞できる通信速度が計測されます。
ですので、自宅でWiMAX回線でネット動画を見るケースだけではなく、移動中や外出先で動画やネットを楽しむ際にも、WiMAXで充分な速度が出るということになるのですね。
また、ネット通販で必要になる通信速度はゲームによって変わりますが、FPSなどの高負荷のゲームの場合でも約7Mbps〜20Mbpsが快適な通信速度の目安です。
結論としては、WiMAXでもネット・動画・ゲームを快適に楽しむうえでまったく問題無しといっていいでしょう。
ネットゲームで必要なping値とは?
ネットゲームを快適に楽しむためには、
- 通信速度
- 安定性
- Ping値
といった3つの要素が影響してきます。
その中でも、FPSや格闘ゲームなどを快適に楽しむために必要になるのが「Ping値」という値です。
Ping値はデータの往復に必要な応答速度のことを指し、Ping50であればデータの往復に0.05秒必要ということになるのですね。
WiMAXのPing値はおおよそ50〜70程度となっていますので、0.05秒〜0.07秒のレイテンシーと微細な遅延となります。
通常のゲームを楽しむのであれば気にならないかも知れませんが、競技レベルでFPSなどを楽しむ方にはWiMAXでは不利になってしまうかも知れませんね。
WiMAXの通信速度は何で変わる?速いWiMAXの選び方
WiMAXの通信速度はプロバイダやプランで変わるわけではなく、選ぶWiMAXの端末によって変わります。
WiMAXの規格上の最高通信速度は708Mbpsとなっていますが、最高通信速度で利用するためには比較的新しい機種を選択する必要があります。
ここでは、直近で販売されているWiMAXの5機種を、下りの最大通信速度で比較しましょう。
発売日 | 下り最大通信速度 | ||
---|---|---|---|
W05 | 2018年1月19日 | 708Mbps | |
W04 | 2017年2月17日 | 708Mbps | |
WX04 | 2017年11月1日 | 440Mbps | |
WX03 | 2016年12月2日 | 440Mbps | |
W03 | 2016年7月1日 | 370Mbps |
このように、W04/W05の最新機種2台の下り最大通信速度は、WiMAXの規格上の最高通信速度である708Mbpsとなっています。
W04/W05とそれ以前の端末の違いは、高速通信が可能な「au 4G LTEモード」が利用できるかどうか、という点の違いです。
これからWiMAXを契約する方の場合には、au 4G LTEモードに対応した最新端末を選択するようにしましょう。
「au 4G LTE (ハイスピードプラスエリアモード)」とは
au 4G LTEは「ハイスピードプラスエリアモード」と呼ばれ、WiMAXの最新端末でオプションで利用できる通信モードです。
au 4G LTEモードは主にWiMAX回線が利用できない際に使われるモードで、地方や地下鉄・地下街などで威力を発揮してくれます。
通常のWiMAX回線ではなくau 4G LTE回線での通信となりますので、より幅広いエリアでの高速でのネット利用が可能となるのですね。
すでに使っているWiMAXが遅い?原因と対策
すでにWiMAXをお使いの方の中には、利用中のWiMAXが遅くなったな?と感じている方も多いかも知れません。
最新機種でのWiMAXを新しく契約する際には、ネットや動画視聴の際に快適な速度での利用が可能です。
すでにお使いのWiMAXが遅い理由としては、次の3つの原因が考えられます。
旧回線のWiMAXを利用している
WiMAXは2013年からWiMAX2+の回線に移行しており、より快適なネットの利用が可能です。
2015年から、WiMAX2+のエリアが拡張されるに伴い、旧WiMAXの回線は縮小されている傾向にあります。
2015年以前にWiMAXを契約し、最近になって回線が遅くなってきたと感じている場合には、旧回線のWiMAXを利用している可能性があります。
対処方法としては、新回線となるWiMAX2+に対応したWiMAX端末への機種変更が必要となるのですね。
使い過ぎによる速度制限
WiMAXが遅くなる原因として非常に多くのケースを占めているのが、使い過ぎによる速度制限です。
WiMAXでは、
- 通常プラン
- ギガ放題プラン
と、2つのプランがあります。
通常プランでは、月間7GB以上のデータ利用で128kbpsの速度制限がかかります。
128kbpsというとウェブサイトの画像を表示するのも困難なほどの通信速度ですので、速度制限がかかってしまうとネットを快適に利用することができません。
毎月、月末になるとWiMAXの速度が極端に遅くなってしまう場合、使い過ぎによる速度制限が原因であることが考えられますので、ギガ放題プランへの切り替えも考えておきましょう。
WiMAXのサービスエリアの範囲外
自宅や職場・学校など、WiMAXを利用するエリアによって速度が遅くなってしまう場合には、WiMAXのサービスエリアの範囲外になってしまっていることが考えられます。
WiMAXはビルなどでの遮断や地下などでは電波が弱く、利用するシーンによってはサービスエリアの範囲外になってしまうケースも少なくありません。
サービスエリアの範囲外ではWiMAX回線での通信をすることができませんので、au 4G LTEモードでの利用が可能な端末が必要です。
au 4G LTEモードの利用では、1,000円前後のオプション料金が必要ですので注意が必要です。
速度よりも優先度が高い?プランの選び方
WiMAXを契約する際には、端末の違いによる通信速度の速さはもちろんですが、データ容量のプランの選択が重要となってきます。
WiMAXのデータ容量のプランでは、
- 通常プラン
- ギガ放題プラン
の2つのプランが用意されており、通常プランでは月間7GBを超えると128kbpsの速度制限が発動してしまいます。
ネット回線をヘビーに使う方の場合は、ギガ放題プランの方が有利なのはいうまでもありませんが、月間7GBというとどの程度の容量となってくるのでしょうか?
7GBの容量というと、
メール送受信 | 約250万通 |
---|---|
ネットサーフィン | 約7,000ページ分 |
動画視聴 | 約4〜5時間 |
音楽ダウンロード | 約250曲 |
メールやネットサーフィンのみでの利用の場合、7GBの容量で困ってしまうようなケースは少ないですが、動画視聴を前提とした場合は映画2本分程度の時間で速度制限がかかってしまいます。
- メールやネットが主な方は通常プランでも充分
- 動画をヘビーに楽しみたい方はギガ放題プランがおすすめ
と、WiMAXを利用するシーンによって、どちらのプランがお得になるのかが変わってくるのですね。
速度制限にかかってしまうと、快適なネット利用は難しくなってきますので、通信速度の違いよりも大きな判断基準となってくるのですね。
ヘビーユーザーに朗報!WiMAXの速度制限は緩い
WiMAXでは、ギガ放題プランを選択した際には、月間のデータ利用量に制限なく高速通信を利用することができます。
ただし、完全な使い放題というわけではなく、3日間で10GB以上のデータ利用量があると、翌日の夜まで通信速度が1Mbpsに制限されてしまいます。
速度制限されてしまうとはいえ、1MbpsというとYouTubeの動画の視聴も可能な通信速度ですので、利用のシーンによっては速度制限がかかっていることに気づかない方もいるでしょう。
10GBってどのくらいかというと、YouTubeの動画を8時間〜9時間ほど視聴した際のデータ量となります。
3日間で10GBまでという速度制限は、非常に緩いものであるといっていいでしょう。
設定不要でさくさくネット生活!WiMAXおすすめプロバイダ
WiMAXでは、面倒な工事や設定が不要で、今すぐネットを楽しむことが可能となっています。
外出先でも身軽に使えるWiMAXは、タブレット用・スマホの速度制限の対処用にも最適のアイテムです。
ここでは、最新の708Mbps対応ルーターを選択することができる、WiMAXおすすめプロバイダを解説します。
UQ WiMAX
通常プラン(UQ Flatツープラス) | 月額3,696円 |
---|---|
ギガ放題プラン | 月額4,380円 |
- 3年プランでLTEオプション料が無料
- レコチョク・U-NEXTなどのエンターテインメントも充実
- 少額で利用できる端末補償サービス
WiMAXのプロバイダとして代表的なのが「UQ WiMAX」です。
UQ WiMAXでは、3年プランの利用契約で、通常1,005円必要となるau 4G LTEモードのオプション料金が無料になる特典があります。
エリアを問わずに高速通信を利用することができるau 4G LTEモードを無料で利用できますので、よりお得&快適にWiMAXを利用することができるのですね。
また、UQ WiMAXでは、レコチョクやU-NEXTなどのエンターテインメントも充実しており、自宅や出先で充実したコンテンツを楽しむことができます。
月額380円からの少額で利用できる端末補償サービスも用意されており、常に持ち歩くWiMAXを安全に利用することができるのですね。
So-net
通常プラン(Flatツープラス) | 月額3,490円 |
---|---|
ギガ放題プラン | 月額4,050円 |
- 1、2か月目は月額980円からの利用が可能
- 最大30,000円のキャッシュバック
- So-netのセキュリティ/サポートが12か月無料
コストを押さえてWiMAXを利用したい方におすすめのプロバイダが「So-net」です。
So-netでは、通常プラン/ギガ放題プランのいずれの場合でも、1、2か月目は月額980円からの利用が可能となっており、お得にWiMAX生活をスタートすることができます。
さらに、So-net WiMAXの契約では最大30,000円のキャッシュバックが用意されており、WiMAXの契約でお得にキャッシュバックをうけることができます。
カスペルスキーのセキュリティやSo-net安心サポートなど、So-netの充実のサービスが最大12か月間無料になる特典があり、ネットに不慣れな方にこそおすすめです。
GMOとくとくBB
通常プラン(7GBプラン) | 税別3,609円 |
---|---|
ギガ放題プラン | 税別4,263円 |
- 最大42,000円キャッシュバックキャンペーン
- 最短即日発送で利用可能
- 20日以内なら解約違約金無料でキャンセルOK
契約までの速度でWiMAXを選択したい方には「GMOとくとくBB」がおすすめのプロバイダとなります。
GMOとくとくBBでは、1、2か月目はお試し料金3,609円での利用が可能となっており、ギガ放題プランでもお得に試すことができます。
WiMAX端末は、契約終了後最短即日での発送が可能となっており、急いでネット環境を用意したい方にもおすすめです。
ネットでWiMAXを選択するのは不安と思うかも知れませんが、GMOとくとくBBでは20日以内なら解約違約金無料でキャンセルOKですので、安心して利用することが可能となっています。
@nifty
通常プラン | – |
---|---|
ギガ放題プラン | 月額4,100円 |
- 初月の利用料金無料
- 機器送料無料
- 30,000円キャッシュバックキャンペーン
老舗のインターネットプロバイダが提供するWiMAXが「@nifty」です。
@niftyでは、初月の月額利用料金が無料で利用可能となっており、1か月間無料でWiMAXを試すことが可能となっています。
また、WiMAXの機器代金・機器の送料は無料となっていますので、初期コストを抑えてWiMAXを利用したい方にもおすすめとなっているのですね。
WiMAXの契約では30,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催しており、お得にWiMAX生活をはじめることが可能となっているのですね。
BIGLOBE
通常プラン(Flatツープラス) | 月額3,695円 |
---|---|
ギガ放題プラン | 月額3,380円 |
- 1、2か月目は月額2,695円で利用可能
- 端末は最短翌日発送
- 最大30,000円のキャッシュバックキャンペーン
安定して低額の料金でWiMAXを利用することができるプロバイダが「BIGLOBE」です。
BIGLOBEでは、1、2か月目は月額2,695円で利用可能なほか、3か月目以降も月額3,380円からの最安クラスのコストでWiMAXを利用することができます。
クレジットカード契約で端末を契約した場合、最短翌日でのWiMAX端末の発送が可能となっており、急ぎでWiMAXを利用したい方にもおすすめです。
データ端末の送料は無料、サービス開始月の月額料金も無料となっていますので、初期費用を抑えてWiMAXを利用したい方にもおすすめです。
ポケットWi-FiよりもWiMAXの方が通信速度は有利!ネットも動画も快適
モバイルWi-Fiルーターの速度を比べると、WiMAX2+の最大708Mbpsが最速の通信速度を実現することが可能となっています。
- 最大708MbpsはWiMAXの最新の機種が必須
- 動画・ネットゲームでも実質20Mbps程度で快適
- 通信速度よりもプランに着目を!
WiMAXの新しい規格となるWiMAX2+では、最大708MbpsのモバイルWi-Fiルーターの最速の速度を実現することができます。
これからWiMAXを契約する方は、自動的にWiMAX2+を契約する形になりますので、au 4G LTEモードに対応した端末を選択するようにしましょう。
WiMAXでは速度制限がかかってしまうと、快適なネット利用が難しくなりますので、通信速度よりもプランに着目して選ぶようにしましょう。