「WiMAXのホームルーターってなに?」
「モバイルルーターと何が違うの?」
自宅でのネット用の回線を考えている方は、WiMAXのホームルーターが気になっている方も多いでしょう。
WiMAXには、ホームルーターとモバイルルーターの2つのルーターがあり、それぞれ異なる特徴があります。
結論から言うと、自宅用のインターネット回線として利用する場合でも、WiMAXの最大のメリットである「持ち運び」が可能なモバイルルーターがおすすめです。
今回は、WiMAXのホームルーターとモバイルルーターの違いを、多角度から比較して解説します。
最後まで読めば、ホームルーターとモバイルルーターのメリットの違いを知ることができますよ!
目次
自宅のネットもWiMAXで!ホームルーターの4つのメリット
WiMAXのホームルーターには、自宅用のインターネット回線として優れた4つのメリットがあります。
- 工事不要で今すぐインターネットを利用できる
- 100V電源で直接給電できる
- Wi-Fi同時接続が可能
- 有線LANが接続可能
ここでは、自宅用のネット回線にホームルーターを利用するメリットを解説します。
工事不要で今すぐ回線を利用できる
WiMAXの最大のメリットが、工事不要で今すぐインターネット接続が可能な点です。
自宅用のインターネット回線というと、光回線を使った方が快適なのでは?と思ってしまいますが、光回線では回線の開通工事が必要です。
工事費用はプロバイダによって異なりますが、代表的な光回線「フレッツ光」の場合、
- 戸建て:18,000円
- マンション:15,000円
このように、回線の工事費用が初期費用として発生してしまいます。
また、工事費無料・実質無料の光回線もありますが、最短でも1週間〜2週間程度の工事期間が必要ですので、それまでインターネットを利用することができません。
工事不要で最短当日〜翌日にインターネットを使えるWiMAXは、ホームルーター・モバイルルーターを問わず今すぐインターネット回線が必要な方におすすめです!
100V電源で充電器不要
自宅メインでの利用であれば、100V電源で充電器不要で給電できるホームルーターの方が、初期費用を安く抑えられるメリットがあります。
WiMAXのモバイルルーターの場合、固定して充電をするための「クレードル」はWiMAX端末とは別売りです。
WiMAXは端末代金無料というプロバイダがほとんどですが、クレードルセットで購入すると3,000円程度の初期費用が発生します。
ただし、モバイルルーターを利用する場合でもUSBケーブルで接続すれば、クレードル不要でWiMAXを利用することが可能ですよ!
WiMAXのクレードルについては、こちらでも詳しく解説しています。
複数のWi-Fi機器を同時接続可能
WiMAXのホームルーターは、複数のWi-Fi機器を同時接続することが可能です。
現在発売中のホームルーターでは、
- HOME 01:最大20台
- HOME L01s:最大40台
このように、20台〜40台のWi-Fi機器を同時接続することが可能となっています。
自宅での利用を前提とすると、
- スマホ
- タブレット
- パソコン
- テレビ
- ゲーム機
など、さまざまなWi-Fi機器を、同時に接続することが考えられます。
家族世帯でインターネットを利用する場合には、多くのWi-Fi機器を同時接続できるホームルーターはメリットがありますね!
ただし、モバイルルーター「W05」「WX05」でも最大10台までのWi-Fi同時接続が可能です。
一般的な家庭では、Wi-Fiの同時接続台数は10台あれば充分でしょう。
有線LANを接続可能
WiMAXのホームルーターの背面にはLANポートが装備されていますので、パソコンなどを有線LANでインターネット接続することが可能です。
ルーターからのWi-Fi電波よりも、有線で接続した方が電波は若干安定しますので、メインのパソコンを有線接続して利用するのもいいでしょう。
また、プリンターを有線LANでホームルーターに接続しておけば、Wi-Fiに接続した複数の端末からプリンターを操作することも可能です。
モバイルルーターでもクレードルを利用することで有線LAN接続が可能ですが、すでに解説したようにクレードルの購入費用が別途発生してしまいます。
有線LANで接続したいデバイスをお持ちの方の場合は、LANポートが搭載されたホームルーターを利用するメリットは大きいですね!
ホームルーターはHOME 01とL01sをどっちを選ぶべき?
WiMAXのホームルーターでは、2018年12月7日に最新機種として「HOME 01」が販売開始されました。
これからホームルーターを購入する方はどっちを選ぶべきか悩んでしまうと思いますが、結論から言うと最新端末の「HOME 01」がおすすめです。
ここでは、HOME 01とL01sのスペックを比較してみましょう。
HOME 01 | L01s | |
---|---|---|
発売日 | 2018年12月7日 | 2018年1月19日 |
メーカー | NECプラットフォームズ | HUAWEI |
下り最大通信速度 | 440Mbps | 440Mbps |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 30Mbps |
同時接続台数 | 最大22台(Wi-Fi20台、LAN接続2台) | 最大42台(Wi-Fi40台、LAN接続2台) |
HOME 01とL01sの違いをまとめると、次のような点が大きな違いとなります。
- 上りの回線速度はHOME 01の方が早い
- 下りの回線速度は同じ
- 同時接続台数はL01sの方が多い
- デザインはL01sの方がスタイリッシュ
WiMAXのルーターを比較するにあたって、もっとも重要な判断基準となるのが回線速度です。
HOME 01とL01sを比較すると、下りの最大通信速度は同等ですが、上りの回線速度はHOME 01の方が倍以上早くなっています。
インターネット回線の上り・下りの違いをわかりやすく解説すると、以下のようになります。
下り | インターネット回線からのダウンロード速度(動画や音楽、ホームページの閲覧など) |
---|---|
上り | インターネット回線へのアップロード速度(画像や動画の送信、ツイキャスなどの配信など) |
ですので、動画の視聴やネットサーフィンであればどちらの機種でも変わりませんが、画像や動画の送信を頻繁にする方はHOME 01の方が有利です。
WiMAXでは、スマホのような機種による機能の違いは少ないので、基本的には回線速度の速い端末を選択しておけば間違いありません。
同時接続台数はL01sの方が多いものの、同時接続数が20台を超えるような大規模な場合は固定回線を利用した方が快適です。
また、L01sは最近なにかと話題になっている「HUAWEI」の端末ですので、国産のHOME 01の方が安心感があるという面もあります。
WiMAXの回線速度については、こちらでも詳しく解説しています。
ホームルーターとモバイルルーターの違いは?
具体的に、ホームルーターとモバイルルーターでスペックにどのような違いがあるのか、ホームルーターの最新機種「HOME 01」とモバイルルーターの最新機種「WX05」を比較します。
HOME 01 | WX05 | |
---|---|---|
発売日 | 2018年12月7日 | 2018年11月8日 |
メーカー | NECプラットフォームズ | NECプラットフォームズ |
下り最大通信速度 | 440Mbps | 440Mbps |
上り最大通信速度 | 75Mbps | 30Mbps (LTE利用時75Mbps) |
連続通信時間 | – | 最大14時間 |
バッテリー容量 | – | 3,200Ah |
ホームルーターの最大のデメリットが、バッテリーが搭載されていないので持ち歩きをすることができない点です。
WiMAXを契約しようと思っている方の多くが、モバイルルーターで外出中もインターネットを快適に利用したいと思っているのではないでしょうか。
WiMAXの最大のメリットである「持ち運び」ができない点から、ホームルーターよりもモバイルルーターの利用をおすすめします!
WX05については、こちらでも詳しく解説しています。
電波の強度を比較
携帯を前提として設計されているモバイルルーターでは、ホームルーターと比較すると、ルーターから発信する電波の強度が
ルーターからどの程度離れても電波が届くかを、ホームルーターとモバイルルーターで比較してみましょう。
モバイルルーター | 10m〜15m |
---|---|
モバイルルーター(給電中) | 20m〜25m |
ホームルーター | 50m〜60m |
モバイルルーターも給電中の場合は電力が安定しますので、若干電波の届く距離が広くなりますが、圧倒的に電波の届く距離に違いがあることがわかります。
ただし、部屋の端から端まで25mを超える家というと、けっこうな豪邸なのではないでしょうか?
また、ホームルーターの回線速度がモバイルルーターより早いわけではなく、あくまでもルーターから発信する電波の強度が違うという点は注意が必要です。
回線速度には変わりがありませんので、自宅の利用でもモバイルルーターで充分と考えていいでしょう。
WX05はビームフォーミングで室内利用も快適
モバイルルーターの最新機種WX05のクレードルには、室内利用も快適になる「ビームフォーミング」機能が搭載されています。
ビームフォーミング機能を利用すると、WX05からのWi-Fi電波をインターネットに接続したいスマホやPCに集中的に届けてくれます。
通常は全方位に放射されるWi-Fiの電波を、Wi-Fi機器に指向性を高めて送信することができますので、Wi-Fiの実効速度を約30%改善することが可能です。
壁や家具など、Wi-Fi電波を阻害する要素の多い室内利用でも、ビームフォーミングで快適に利用することができますね!
WiMAXは固定回線の代わりになるか?
WiMAXを固定回線の代わりに利用できるかどうかは、WiMAXの速度制限を考える必要があります。
結論から言うと、WiMAXは実質速度制限無しで利用することができますので、固定回線としても充分であると考えていいでしょう。
WiMAXの速度制限には3つのパターンがあります。
プラン | 制限までの使用容量 | 制限内容 |
---|---|---|
ギガ放題プラン | 3日間で合計10GBの利用 | 翌日の夜だけ1Mbpsに制限 |
7GB通常プラン | 月間7GBの利用 | 月末まで128Kbpsに制限 |
4G LTE利用時(ギガ放題プラン) | 月間7GBの利用 | 月末まで128Kbpsに制限 |
自宅用のインターネット回線として利用する場合には、月間のデータ容量に制限のない「ギガ放題プラン」を利用するようにしましょう。
7GB通常プランでは、月間7GB以上データを利用すると月末まで128kbpsの制限がかかってしまいます。
128kbpsの速度制限だと、LINEの画像送受信も満足にできないレベルになってしまいますので、ルーターとしてはほぼ機能しないと言っていいでしょう。
ただし、月間のデータ容量に制限なく利用できる「ギガ放題プラン」でも、3日間で合計10GB以上のデータ使用があると速度制限にかかってしまいます。
10GBのデータ使用量というと、ピンとこないかも知れませんので、私の場合を例にとって説明してみましょう。
- 1日中(10時間〜12時間程度)chromeのタブを20個程度開いた状態で仕事
- 仕事中はYouTube・またはGoogle Play Musicで音楽をかけている
- 仕事後には1時間程度YouTube・ニコニコ動画を視聴
と、かなりヘビーにインターネットを利用していますが、直近30日のデータ利用量は22GB程度です。
ですので、通常のインターネット利用で、3日間で合計10GBの速度制限にかかってしまうケースは稀だと考えていいでしょう!
ただし、ギガ放題プランでも「4G LTEオプション」を月間7GB利用すると、ギガ放題としての通信自体までもが「月末まで128kbps」という厳しい速度制限の対象になってしまいます。
最新機種のWX05には「通信量カウンタ連動機能」が搭載されており、LTEオプションのデータ使用制限を防ぐことができるので、4G LTEオプションの利用頻度が高そうな方は、WX05にしておいたほうが安心できますね。
WiMAXの速度制限については、こちらでも詳しく解説しています。
WiMAXなら仮に速度制限にかかっても快適!
ギガ放題プランで契約している場合、LTEオプションの利用に気を付けておけば、仮に速度制限にかかってしまっても快適にインターネットを利用することができます。
3日で合計10GBを利用した場合の速度制限は、翌日の18時〜翌々日の2時までの8時間のみ、1Mbpsに速度が制限されます。
速度制限がかかる時間も夜間の8時間となっており、制限される速度も通常プラン・LTEオプションの速度制限128kbpsの約10倍の速度で利用可能です。
1Mbpsの回線速度があれば、YouTubeなどの視聴も充分可能ですので、実質制限なしでインターネットを利用することが可能ですね!
自宅用のWiMAXをお得に契約できるおすすめWiMAXプロバイダ
ホームルーターとモバイルルーターを比較すると、自宅用のインターネット回線にも持ち運びが可能なモバイルルーターの方がおすすめです。
ここでは、お得にWiMAXを契約することができる、おすすめですWiMAXプロバイダをご紹介します!
GMOとくとくBB WiMAX
ライトプラン (キャッシュバック) |
ギガ放題プラン (キャッシュバック) |
ライトプラン (月額値引き) |
ギガ放題プラン (月額値引き) |
|
---|---|---|---|---|
登録手数料 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
利用開始月 | 3,609円の日割り | 3,609円の日割り | 3,609円の日割り | 3,609円の日割り |
1か月目〜2か月目 | 3,609円 | 3,609円 | 2,170円 | 2,170円 |
3か月目〜24か月目 | 3,609円 | 4,263円 | 2,690円 | 3,260円 |
25か月目以降 | 3,609円 | 4,263円 | 2,690円 | 3,260円 |
キャッシュバック額 | 41,500円 | 41,500円 | – | – |
実質月額料金 | 2,540円/月 | 3,157円/月 | 2,744円/月 | 3,283円/月 |
契約期間 | 3年 |
- 業界最高クラスのキャッシュバック特典
- 月額値引きプランも最安!
- 最短即日発送ですぐ使える
- 20日以内のキャンセルで違約金なし
結論から言うと、これからWiMAXを契約したい方は「GMOとくとくBB WiMAX」を選択しておけば間違いありません。
GMOとくとくBB WiMAXでは、業界最高クラスのキャッシュバック特典が魅力となっており、最新機種のWX05でも35,000円の高額キャッシュバックが可能です。
そのキャッシュバック特典にはトータルコストの安さでは及ばないものの、GMOとくとくBB WiMAXでは毎月確実に安くなる月額割引の特典も用意しているので、キャッシュバックの受け取りに不安のある方には、月額割引特典がおすすめです。
GMOとくとくBB WiMAXは最短即日発送で契約することができますので、申し込みの翌日からインターネット回線を利用することができますよ。
カシモWiMAX
ライトプラン | ギガ放題プラン | |
---|---|---|
登録手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
利用開始月 | 1,380円 | 1,380円 |
1か月目 | 1,380円 | 1,380円 |
2か月目〜24か月目 | 2,980円 | 3,580円 |
25か月目以降 | 3,379円 | 4,079円 |
実質月額料金 | 3,038円/月 | 3,613円/月 |
契約期間 | 2年 |
- 安心の2年契約が可能
- キャッシュバックなしでとにかく月額料金が安い
- 契約時の強制加入のオプションがなし
現在、WiMAXのほとんどのプロバイダでは3年契約のみの扱いとなっており、2年契約が可能かつ安く利用できるカシモWiMAXは貴重な存在です。
最新機種であるWX05は対象外となっていますが、WX05よりも回線速度の速い「W05」を契約することができます。
カシモWiMAXには、新規契約キャッシュバックキャンペーンなどはありませんが、月額料金はWiMAXプロバイダでも最安クラスとなっています。
自宅のインターネットも工事・撤去不要のWiMAXで快適!
自宅でインターネットを利用するとしても、外出時にもインターネット接続が可能なWiMAXのモバイルルーターがおすすめです。
- モバイルルーターなら外出中も利用できる
- 工事不要で今すぐインターネットを使える
- ギガ放題プランなら速度制限は実質なし
WiMAXを自宅で利用する最大のメリットが、工事不要で今すぐインターネット回線を利用することができる点です。
自宅用のホームルーターは持ち運びができませんので、外出中も利用できるモバイルルーターが圧倒的に有利ですね!
ギガ放題プランで契約した場合は、実質速度制限なしで利用することができますので、WiMAXを固定回線の代わりとしても充分に活用することができます。
モバイルルーターの使い勝手を試してみたい方はこちらもどうぞ。
また、即日発送ですぐ使えるWiMAXはこちらでも詳しく解説しています。
新生活や引っ越しでインターネット回線を考えている方も、手軽なWiMAXで今すぐインターネットに接続しちゃいましょう!